雪端為成の書斎

足りないのは小手先の描写力ではない、現実をも超える想像力。
Sound Horizon『天使の彫像』より
I write my first draft with my heart. THEN, I rewrite with my head.
映画『小説家を見つけたら』より

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

月光条例とミヒャエル・エンデ

さて、今日のお題は漫画『月光条例』
大好きな漫画家である、藤田和日郎さんの現在の連載作品についてです。

まだ始まったばかりで、これからが楽しみな作品なのですが、一つ気付いたことが。

青い月の光を浴びて、歪んでしまった御伽噺の世界。
それを正すのは、月の光によってでなければならず。
現実世界に助けを求めた、御伽噺の使者が、同じく現実へと現れた狂える御伽噺のキャラクターたちと、現実世界において、月光条例の執行者となった少年の助けを借りて、対峙していく物語。

これが、噛み砕いた月光条例の設定ですが。
これを考えていて、ふと思ったことがあります。

それはミヒャエル・エンデの『果てしない物語』との類似です。
映画版の『ネバーエンディングストーリー』の方が有名かもしれませんが、私はこの作品が大好きです。
んで、どこに類似があるのかというと、単純な部分です。
それは、歪んでしまった物語の再生者として異世界の人間が呼ばれるということ。

……そう考えると、このパターンは、しごく一般的な感じですね。
月光条例と果てしない物語の場合、舞台が現実に作品のキャラクターが飛び出す/現実の人間が作品に取り込まれる
と逆ですが。

少年漫画・ラノベなどでは、異世界に召還される主人公という展開はありきたりなものです。

しかし、エンデの作品と月光条例をつなげるもう一つの要素があります。
それは月。
月光条例においては、作品をゆがめたのも月の光で、それを正すのも月の力。
そして、滅び行くファンタージエンを救ったのは、主人公が、作品世界の主である幼心の君に与えた新たな名『モンデンキント(月の子)』でした。

もしかすると、月には作家たちを駆り立てる何か力があるのかもしれませんね。


ということで、月を見て、筆が進まないかなと祈ったりする今日この頃でした。
それでは今日はこの辺で。
スポンサーサイト
  1. 2008/05/16(金) 23:59:59|
  2. 日々の呟き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<悪党について | ホーム | 文体の不思議>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://seppa.blog21.fc2.com/tb.php/191-062cccae
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

雪端為成

Author:雪端為成
名前;せっぱ ためなり
性別:男
属性:混沌にして善
主食:すあま

リンクフリー

FC2カウンター

最近の記事

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最近のコメント

最近のトラックバック

ブクログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。