雪端為成の書斎

足りないのは小手先の描写力ではない、現実をも超える想像力。
Sound Horizon『天使の彫像』より
I write my first draft with my heart. THEN, I rewrite with my head.
映画『小説家を見つけたら』より

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ツンデレに潜む問題点について

と、タイトルはセンセーショナルに。
そして本文はわかりやすく、結論を先に述べる。
これが、読まれやすい記事の基本だとかw

今日は、ちまたに氾濫するツンデレというキャラクター要素に関して
WTRPGという世界での見方を中心に、考察してみましょう。

結論だけを先に言いますと、 WTRPGにツンデレは向いておりません
複合的な属性を取り入れるか、よほどPL・MSの腕が良くなければ
ツンデレキャラは、非常にマイナス的な側面があると、言えましょう。


ツンデレ、今では広く知れ渡り、すでに一般常識……
ま、オタク世界の一般常識になっていると言って良いでしょう。

その基準や分類に関しては、議論は尽きず
一貫した定義がしにくいものでもありますが、まず基本に立ち返って定義をしてみましょう。

ツンデレ
=普段はツンツンしているが、何かのきっかけでデレデレした状態になる
=通常は敵対的だが、いざというときは助けてくれる
=普段はツンと済ましているが、特定の相手(恋人とか)にはデレデレとする

このあたりでしょう。
歴史について語ったりすると、いろいろな視点があって面白いのですが
ま、今日は割愛。私はこれは、いわゆるアクティブ系ヒロインや
暴力系ヒロイン(誰のことだっちゃ!)などの変化系であると認識しております。

で、もう一つ考察を進めてみましょう。
こうしたツンデレキャラというのは、キャラクターの構成要素の一つです。
記号、とも言いますね。
アホ毛やら眼鏡、もしくは巨乳といった、外見の記号
どじっ子やクール、天然といった、性格的な記号
そういう視点から見ると、ツンデレというのは性格的な記号+関係性が含まれる要素です

「素直になれない女の子」
「好きなんだけどついつい、反発しちゃう」
「最初は敵対してたけど、いつのまにか……」

こういう要素とセットになるものが、ツンデレですね。
涼宮ハルヒ、もしくはゼロの使い魔のルイズあたりはが、今はもっとも有名どころでしょうか
ちょっと古いかも知れませんがw

さて、ではWTRPGでのツンデレの問題点に触れる前に、
一つ、重要な考えを述べておきます。あくまで個人的な意見ですが、

「ツンデレ、というキャラクター性は、相手がいて初めて成立する」
関係性という要素が含まれている通り、相手無しにはツンデレは成立しません
女性ヒロインのツンデレ、というのは、後に主人公との関係性が発展するからこそ、重要なのです
マンガ、アニメ、ライトノベルでのツンデレヒロインの粗製濫造……
それは、主人公とヒロインの関係性を描写する上で
「なかなか接近できないけど、イベントによって関係が進展する」
「関係が進展した後も、通常はツンツンしちゃうけど、実はラブラブ」
など、描写的にも展開的にも得るところが大きいから、だと言えるでしょう。

もっと単純に考えて見ましょう。
ラノベでは、ツンデレのツンは性格として周囲に向けられます。
そして、デレの部分はそのヒロインが好意を向ける相手にのみ集中するわけです。
ラノベでは、大体デレを向けられるのは主人公ですね。
読者はこのとき、主人公に感情移入しています。
つまり、ツンツンしていたヒロインの好意、デレが読者に向くわけです。

恋愛シュミレーションならもっとわかりやすくそうでしょう。
フラグを建てたり、好感度をあげるまで、そのキャラはツンツンとつれない態度、
もしくはあからさまに主人公=プレイヤーを敵視するわけです
ですが、ひとたびイベントをクリアすれば、途端に態度は軟化
貴方に対してデレデレ、キャラクターのギャップやそのキャラの変化にぐっとくるというわけですね。


では、いよいよなぜ問題かという結論に参りましょう。

ツンデレキャラは、こうして述べたように、単独の相手に好意を向けます。
ツンとデレ、このうちデレは一点集中するしかないのです。
(DBのベジータのようにキャラが丸くなるというのも一種のツンデレかもしれませんが
 それはこの際、別物として扱うことにしましょう)

WTRPGでは、親しくなった別のPCやNPC相手に、関係性が深まりデレを出す
そういうキャラクター造型も可能です。
ですが、WTRPGは全ての登場人物の背後に別のPLが存在します。
デレを向けられない大多数のPL→PCからの視点では、そのツンデレPCはツンしか見えないわけです。

このツンしか無いキャラクターというのが非常に難しいのです。
簡単に心を許すことは無く(デレ相手にしか許さない)
基本は攻撃的、傍若無人(何故ツンなのかの説明として、性格そのものが攻撃的な必要がある)
こうしたPCは、上手く扱わなければ、和を乱す存在になってしまうわけです。
というか、実際にモブキャラからツンデレヒロインを見たときに、
単なるヒステリー&暴力女、にしか見えないというような造型が多々見られます
ツンデレというのは非常に御しにくい設定だとも言えますね
(涼○ハ○ヒとか、脇役から見たらたんなる危険人物じゃないか ワガママなだけだし)
魅力を感じていない or 親しくないPCから見れば、ツンデレ系キャラは
単にヒステリックで、ワガママな唯我独尊PCにしか見えないので、というわけです。

では、どういう対処方があるのか、そこについても軽く触れてみましょう。
要はツンデレでも、周囲と調和を発生させる要素を足してしまえば良いのです

WTRPGでは内心の声(本当は~っておもってるんだけど、言い出せない……)を使って
天邪鬼系な性格を足して、デレ相手でなくても、協調するきっかけを用意してみるとか
ストレートに、周り全般にたいして素直になれないだけで、良い奴としてみるとか
(「これは、あなたのためにしたわけじゃないんだからね! 偶然よ!」 ってやつですね)
あるいは幼さを理由に、または親しいPCを通じて、
実はこういうこと言ってるけど、本当は素直な子なんだよ と逃げ道を用意してみるとか
そういう、調和することのできる要素を用意しておかないと……

ツンデレキャラは孤立します

WTRPGではプレイングやチャット・掲示板での発言がそのキャラを表す全てになります
ツンデレというキャラは、スタートラインの状態で
攻撃的な性格と、周囲に迎合せず、唯我独尊という性格を持っているため
調和することが非常に難しいわけです
そういうキャラが問題有るわけではありません
むしろ、WTRPGだからこそ活躍できる造型だとおもいます

だからこそ、調和を拒むキャラクター性と同時に、
調和を求めるキャラクター性を同居させる必要があるのです

そういう要素が含まれていれば、MSとしてもシナリオでそれを軸に連携や行動をさせやすく
周囲のPLも関わりやすく成るというわけです


ツンデレという要素が、広く知れ渡った結果、
そういうツンツンしたキャラクターを作ったは良いけど今ひとつ動かせない
そんな場合は、いろいろと手を考えると良いでしょう。
周囲を拒むキャラクターという意味では、無口系・一匹狼系のキャラクター性にも
同じ事が言えるでしょうしね。

ということで、長くなりましたが今日はこの辺で。
またそのうち
スポンサーサイト
  1. 2012/09/09(日) 20:08:31|
  2. 日々の呟き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<作者から分離するキャラクターに関しての考え | ホーム | そういえば、昨日の記事のサンファイア>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://seppa.blog21.fc2.com/tb.php/303-07ae4b06
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

雪端為成

Author:雪端為成
名前;せっぱ ためなり
性別:男
属性:混沌にして善
主食:すあま

リンクフリー

FC2カウンター

最近の記事

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最近のコメント

最近のトラックバック

ブクログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。