雪端為成の書斎

足りないのは小手先の描写力ではない、現実をも超える想像力。
Sound Horizon『天使の彫像』より
I write my first draft with my heart. THEN, I rewrite with my head.
映画『小説家を見つけたら』より

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作者から分離するキャラクターに関しての考え

さて、またなんだかややこしげなタイトルですが、
今日は、ふと思った事から膨らまして一席ぶってみようかと思います。
WTの新作、エリュシオンではTRPG版が作られるそうですね
その際、TRPG版には多くのNPCがWTRPG版から参加するでしょう
もしかすると、ゲームに参加してるPCもそこに加わることがあるかもしれませんね

ですが、ここには一つ問題点があります。

それについて語ってみたいと思います。

またしても結論から先に触れますと……

「MSたちが作り出すNPCとPLが作り出すPCたちには決定的な差が潜在する」
「キャラクターが作者の手を離れること、それに関わる差を理解する必要がある」

では論を展開していきましょう。


私もマスターの端くれですので、一応文章を書いて報酬を貰う、プロ なわけです。
(といってもまぁ、本職の文筆業とは違いますし、偉いわけじゃありません)
報酬を貰い、リプレイを仕上げるとき。私は一つのことを考えて、文章を書きます。
それは、「描写するPCたちは、自分のものではない。あくまでPLたちのものである」
ま、言うまでもなく当たり前ですね。

では、そこで、他のプロのお話を考えて見ましょう。
たとえばマンガ。あるいは小説、ライトノベル。
そうした作品群は、大体が作者一人の手による物です。
作品に登場するキャラクターたち、それは誰の物か?
前述した考えで言うなら、作者のものですよね……ですが、作者はプロです。
彼らは作品を「提供」するのが仕事、つまり建前とは別に実情は違うのでは無いでしょうか?

私は、こう考えて居ます。
作品を作るプロ。確かに彼らが生み出した作品中の「キャラクター」たちは、作者のものです。
ですが、作品が世に出て、それが読者たちに受容された時、
「キャラクター」は作者だけのものでは無くなるのではないでしょうか。

ま、いうなれば「キャラクター」はみんなのもの、という形が生じているのかもしれません
あまりにも、そのキャラの雰囲気に合わないことを作者がやらせれば、
それは違う! という反発が起きます。たとえ作者がそれを書いているにしても、です。

また、最近は同人という市場も存在しますね。
あれは、作者が生み出したキャラクターを上手く消化&昇華していくものかもしれません
もちろん、権利という事を考えると、単純な話では無いですし、
権利の領域で考えるなら、キャラクターは紛れもなく作者のものですしね。

纏めるならば、こういうこと。
プロの作家が作り出したキャラクターは、世に出た時点で自立していく。
それは受容されることでもあり、イメージを形作りファンが出来ることと比例している。
キャラは、作者一人のものではなくなるということですね。

で、そこで問題です。
WTRPGのPCたち。彼はこれと同じように、世に出たキャラクターだと言えるのでしょうか?
私の答えは、NO です。

PCたちは、作者であるPLたちが作り出したキャラクターであります。
ですが、私はPCたちの権利は全てPLに帰属する、ある種作者の分身であると思って居ます。
なので、他人にそれを同行する権利は存在しないと思って居るわけです。
だからこそ、リプレイで彼らを預からせて頂く際は、
細心の注意をもってリプレイを書こうと思っております。
(ときおり失敗することもありますが、その際は大変申し訳ありません)


さて、ここで本題に話を戻しましょう。

エリュシオンがTRPGになった時、そのキャラクターに
NPCとPC、その両方が加わったとしましょう。
NPCは、MSらプロとしての作者が作り出した、キャラクターたちです。
彼らはたとえ、作者のあずかり知らないところで、どのように動いても、それはまたそれ。
私からすれば、自分が作り出したNPCたちが、他人に受容され同人で活躍してようが
他人の作品の中で無碍に扱われてようがかまいません。
それがキャラを作り出すことだと思って居るからです。
ですが、PLが作り出したPCたちがTRPGのルールに登場した場合、
TRPGを遊ぶ際には、PCたちもNPCと同じように、自由に扱われてしまうわけです。

それを見て、おそらくPLの大部分は、違和感を感じるのではないでしょうか。

現に、過去大規模メールゲームなどでは、
PLの手を離れたPCがキャラウターとして採用されることが多々あったようです。
その際、PCがそうなることを予期して、覚悟していたPLなら大丈夫でしょう。
ですが、それを覚悟していないまま、PCが自分から離れて言ってしまったら……

TRPGのルールにキャラクターを投降して採用されること
それとはまた勝手が違うものだと私は考えて居ます。
もちろん、PLがPCから手綱を放し、彼らが自立することを希望するのもありです
ですが、その覚悟をしないまま、勝手にPCが奪われてしまうことには注意しないといけないでしょうね。


…とややこしい話になりましたが、今日はこんなところで。
覚悟をしてないと、
「あれー、自分の分身が勝手に……」ってことになっちゃうよ って話でございます。
ではまた
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  1. 2012/09/10(月) 23:42:39|
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